学校教員から大学教員になるQ&A

学校教員から大学教員になりたい人のためのヒントをQ&A形式で書くブログです。

Q.大学の先生になるためにはやはりコネですか。コネですよね?(50代小学校副校長)

Q.大学の先生になるための求人情報はどこで手に入れたのですか。やはり、コネでなったんですか。コネがなければ学校の先生から大学の先生にはなれないですよね。やっぱり世の中コネですよね?あなたもきっとコネですね?私もなりたいけど、コネがないから無理ですね。(50代小学校 副校長)

 

A.いいえ、公募です。ジェイレックイン!です!

毎日みていました。今も毎日みています。ジェイレックイン癖です。大学院生にもこの癖保有者は多いようです。

 

皆さん、JRECIN(ジェイレックイン)はご存じでしょうか。

大学教員の公募情報はここにでます。

 

この求人情報は毎日0時に更新されます。(日曜日と祝日を除く)

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorSearch?fn=1&bg1=00002&sm1=00008&bgCode1=00002&smCode1=00008

(JRECINの専門分野「教育学」のページ↑)

 

ので、私は毎日0時に見てました。

 

その癖が抜けきらず、今も毎日みています。

今の大学は気に入っているので、一生ここでもいいのですが、癖ですね。あと非常勤で条件に合うものがあればやりたいなという気持ちもあります。

 

大学教員になりたい人は、このページをとにかくみましょう。そして、どんな専門分野で募集されているのかをつかむことが重要です。

 

ちなみに、ジェイレックインに載せずにコネだけで人を引っ張ってくる大学もあるのですが、それは、引っ張れるだけの大学としてのブランド力があるわけです。

また、引っ張られる側も相当の実績があるわけです。

 

そう考えると、相当の研究業績がなければ引っ張られないはずであり、学校教員から大学の教員になる1大学目でコネ採用は稀だと思います。

来て欲しい人に、大学側(大学の教員側)からアプローチするのがコネ採用であり、なりたい側の人が大学側にアプローチして作るのは採用へのコネではないわけです。

 

その意味でも、コネコネいったり、コネがないからなれないと考えるのはよしましょう。研究業績を積んで公募で勝ち取るのです!

 

私は前任校・現認校の大学で採用人事にも携わらせていただきましたが、教育学の分野は比較的、純粋な公募が多い分野なのではないかなと体感しています。

 

 

そうはいっても……(やはりこうきたか!人事に「そうはいっても」はお決まりだ!)

 

まぁ、「公募」なのだけど、実はこの人が欲しいということが強く決まっている公募もあるようです。その場合、師匠の推薦や、現職の大学教員と知り合いであることがモノを言ったりするわけで、そういう意味ではつながりもあった方が良いものではあります……。

 

学会や研究会などでつながりを作ることは無意味ではありません。大学院時代の先生と仲良くすることも。非常勤講師は公募しないことも多く、そのような声をかけてもらえるかもしれませんしね。(学校教員現職のまま非常勤は難しいかもしれませんが。)